歯や健康について

      2017/05/23

歯科医師の得津です。歯と健康について説明します。

最近歯周病と糖尿病の関係が注目されています。

歯周病が糖尿病の合併症として考えられるようになり、それと同時に歯周病が糖尿病を悪化させる因子となるということがわかってきました。
糖尿病になると全身の抵抗力が弱りますので、歯周病菌に感染しやすくなるからです。
歯周病を完全に治すことは不可能かもしれませんが、糖尿病の治療のために歯科に行くという患者さんが増えています。
糖尿病予防のために歯科に行くという考えがもっと内科とも連携して広まっていければなと思います。

またお口の中の状態は肺炎にも関係しています。高齢者の死因に最も多いのが肺炎です。
お口の中の菌が気管を通って誤嚥性肺炎を引き起こします。
お口の中を清潔にしておくということが一番大事で、高齢者施設や老人ホームでは積極的に口腔ケアという形で歯科が関わっています。

そのほかにも歯科との関わりとして、心臓血管疾患、動脈硬化、骨粗鬆症、妊娠と全身への影響が関係していることがたくさんあります。

少しずつお話できればいいなと考えています。


上本町プラザ歯科

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